2017/6/24 i☆Ris 3rd Live Tour 大阪公演 参加レポート
i☆Risツアー大阪参加してきました。
4月の千葉公演から始まり約2ヶ月間で全国9都市を回ったツアーも今回の大阪公演でラスト。去年の武道館公演でツアーの詳細が発表された時からどれか一回くらいは参加したい!と思っていた…のですが、いざツアーが始まると纏まった休みが取れなかったり金銭的な面で諦めたりそもそもi☆Ris自体へのモチベーションが下がっていたりetc…と何かと理由をつけて在宅する日々が続いていました。
しかしたまたま別のイベントの為に三連休を取っていて(結局そのイベは不参加)、尚且つ給料日直後で余裕があったので、チケさえ手に入れば行けるんじゃないか?と思ってツイッターで探してみるとどうやら余らせてる人が結構いそう→じゃあ行きの交通手段は?→朝イチでバス乗れば昼には着くな…とここまで考えたところで、気がついた時には公演の前日にも関わらず行きのバスと昼夜両方の公演のチケットを確保している自分がいました。
今振り返ってもあまりに突発的過ぎる行動に自分が心配になりますが、なんとか生きて帰れたので良しとしましょう。
というわけで、前置きが長くなってしまいましたが今回も旅行記及び公演の感想を書いていきたいと思います。
・出発〜開演前
乗り過ごしが怖いのとライブが楽しみなのとで眠れず、徹夜状態のまま朝7時ごろ、金沢駅発のバスに乗車。
休憩含め5時間ほどの道中でしたが、やはり昼行便は楽でいいですね。音楽を聴きながら窓の外の景色を見ているだけでも時間が潰れますし、サービスエリアで割高な軽食を取るのも趣があって結構好きだったりします。幸いこの日は天気も良く快適でした。
12時ごろ大阪駅に着。1時間程度ですがバスで仮眠を取れたので割と元気です。
昼公演の開始が15時なので何か食べようかと思い一通り駅ナカをウロウロしてみたものの昼時でどこも混みまくってたのでとりあえず会場に向かうことに。
こんにちはーっ pic.twitter.com/ZmLzHjR1s6
— SWD (@BWD_shine) 2017年6月24日
というわけで会場のNHK大阪ホールに着き、チケットの受け渡しも無事済んだので入場。中はキャパ1400人ほどの多目的ホールといった感じで、放送局と併設されてることもありアイドルのライブというよりはクラシックのコンサートでも始まりそうな静かな雰囲気。
席は一階席中央、程々の良席。落ち着いた心持ちで開演を待ちます。
・昼公演
というわけでセットリストはこちら。
M1.鏡のLabyrinth
M2.Happy New World☆
M3.Make it!M4.DIVE TO LIVE
M5.ドリームパレード
M6.DESIRE(山北ソロ)
M7.EDGE OF HEAVEN(澁谷ソロ)
M8.乱舞のメロディ(久保田ソロ)
M9.WHAT YOU ARE(茜屋ソロ)
M10.Destiny Sky(若井)弾き語り
M11.Voice for YOU!(芹澤ソロ)
M12.らむねサンセット
M13.HERO
M14.Summer Vacation Love
M15.Shining Star
M16.Color
M17.Realize!EN1.幻想曲WONDERLAND
EN2.扇子・オブ・ワンダー☆(澁若山)
EN3.ハチャメチャ×ストライク
EN4.ミラクル☆パラダイス
※青字は昼公演のみ
「i☆Ris 3rd Live Tour 」の公式レポートが到着 | アニメイトタイムズ
※セトリはアニメイトタイムズ様の公式レポートより引用させていただきました。雰囲気が分かりづらい方はこちらも一緒にどうぞ。
一曲目の『鏡のLabyrinth』は去年の武道館で初めて聴いた曲でしたがその時とは違う舞台全体に覆われた幕に歌詞を映す演出や、その奥でシルエットだけのメンバーが踊っている画がカッコ良すぎて、既に期待高まりまくり。
幕が上がり、満を辞して登場した6人が歌ったのは『Happy New World☆』!目の前で歌っているのに表情が見えないという状況から散々焦らされた後にあのイントロがかかった瞬間の多幸感は半端なかったです。
これを筆頭に、本来ならライブ後半もしくはアンコール後に持ってきてもおかしくないレベルの人気曲をバンバン出し惜しみなく放出していく構成に序盤から汗ダクになってしまいました。
中でも新曲の『DIVE TO LIVE』は初見だったのですが、振り付けがとにかく可愛くてカッコよくて楽しい。こういう団体芸的なパフォーマンスに弱いんですよね自分…。演者が全力で楽しんでくれてるとこっちまで楽しくなっちゃいますね。
ハイテンポかつ早口な部分が多く歌詞をあまり拾えなかったので調べてみたら、結構面白いこと言ってるんですよね→DIVE TO LIVE i☆Ris - 歌詞タイム
現場通いのオタクには共感できる部分も多いと思うので是非。
しばしの休憩タイムを挟んだのち、ソロパートに。
トップバッターはリーダーの山北さん。最年長のキャラを守り、中森明菜さんの往年の名曲『Desire』を妖艶にカバー。古い曲なのであまりピンときてないオタクも多かったみたいですが、日本で一番有名なコールこと「はぁ〜どっこい!」が入れられたので満足。
その後もバラードで力強く歌い上げた澁谷さんやゴシックな衣装を身に纏い魅了した久保田さん、ピアノの弾き語りでしっとりと魅せた若井さんなどそれぞれの個性が色濃く出たステージが多かったです。
その中で、別ユニットでも活動している茜屋さんと4月にソロデビューしたばかりの芹澤さんはそれぞれの持ち歌を披露。
i☆Risのライブなのに個人曲?と思う方もいるかもしれませんが、メンバー同士がそれぞれの活動をリスペクトし合っているようにも感じられて僕は好感が持てました。
それにしてもソロステージを見て改めて思ったんですが芹澤さんのプロ意識は凄い…。目線や表情の作り方、見せ方が他のメンバーと比べても段違いに上手いな、と。なんというかいつ見ても「可愛い」が崩れてないというか、気の抜けた表情が一切無いんですよね…。(推しではないです)
この後、シングルのカップリング3曲+ド定番3曲を歌い本編は一旦終了。多分ソロパートとカップリング曲の部分を公演によって変える構成なんでしょうね。
『らむねサンセット』と『Summer Vacation Love』は夏らしい選曲で非常にエモかった。
アンコール一発目はi☆Risといえば、な説明不要のanthem『幻想曲WONDERLAND』。
NHKホールの大きな幕が上がり空中ブランコに乗ったメンバーが降りてくる演出は、本当に物語の中に迷い込んだかのような気分になりました。(からのそろそろ行こうぜ三連MIX)(台無し)(最高)
この曲はラストに会場の場所にちなんだセリフを久保田さんが言うのが定番になっているのですが、「熱々のたこ焼きあげるー!」と言うはずのところを「厚焼きあげるー!」と噛んでしまったのが可愛かったです。
ここでMC。台詞を噛んだことを一通りイジった後、アクセサリーが無くなったという小芝居(この辺うろ覚え)を挟み茜屋さん芹澤さん久保田さんが一旦退場。ステージ上は今回のツアー中に結成されたユニット、澁若山の3人に。
結成と同時にお披露目したもののタイトル未定だった曲の名前が『扇子・オブ・ワンダー☆』に決まり、そのまま披露。ファンクラブの公募で決まったとのことですが正直ダサい
自分はこれが初見だったのですが、和ロックテイストながらラップパートも入ってたりとにかくなんでもアリの楽しい曲。全て自己プロデュースで作詞を山北さん、作曲を若井さん、編曲を澁谷さんが担当しているというのに驚きましたね。音源化が待ち遠しいです。
曲中に扇子を振る振り付けがあったのですが、まさかアイカツ!現場以外で扇子を持って行かなかったことを後悔するとは思いませんでした…。(※アイカツには薄紅デイトリッパーという扇子曲があります)
ラスト2曲は『ハチャメチャ×ストライク』と『ミラクル☆パラダイス』。サビでタオルを思いっきり振り回せるハチャストとコールが楽しいミラパラ、どちらもライブで聴くと印象が変わる曲ですね。特にミラパラはリリースが『Make it!』と『Realize』という人気曲に挟まれた時期ということもありプリパラ系のイベントでも干されがちな曲なので久々に、それもアンコールも通してのラストという最高の形で聴けたのが良かったです。
昼公演は各メンバーのソロパート中心にシングルのカップリングなどレア曲も充実で、この時点で大満足。前日に行くことを決めたこともあり新曲の予習も全くせずに挑んだのですが、めちゃくちゃ楽しめてしまいました。
・夜公演
ここまで睡眠時間約2時間、ろくに食事も取っていない状態。眠気はそれほど無いものの、夜公演も控えているので適当に胃に何か入れておきたいところ。
しかし会場周辺をうろついてみると、コンビニかチェーン店か居酒屋しかない!
あまり時間も無いがここまで来て見慣れたコンビニやチェーン店の飯を食うのも…と思い仕方なく適当に入ったうどん屋でかけうどんを注文。それと、人生で初めて紅生姜天というものを注文してみたのですが、お店が悪かったのかただひたすら酸っぱ辛いだけの代物でした…。
その後飲み物を買ったりなんやかんやして開演の20分前くらいに着席。今回は2階席の端の方での鑑賞。
隣に座ってたおっさんオタに急に話しかけられて動揺したりしつつ開演を待ちます。(去年のツアー大阪の時も知らないオタクに話しかけられたし、大阪という地がそうなのか僕がそういうオタクを呼び寄せてしまう性質なのか)
セトリはこちら。
▼夜公演
M1.鏡のLabyrinth
M2.Happy New World☆
M3.Make it!
M4.DIVE TO LIVE
M5.ドリームパレード
M6.Believe in(山北・澁谷)
M7.Secret Garden(茜屋・久保田・澁谷)
M8.Love Magic(芹澤・久保田)
M9.My Bright...(若井)
M10.Special Kiss
M11.Ready Smile!!
M12.Re:Call
M13.jewel
M14.Believer’s HEAVEN
M15.Shining Star
M16.Color
M17.Realize!
EN1.幻想曲WONDERLAND
EN2.扇子・オブ・ワンダー☆(澁若山)
EN3.ハチャメチャ×ストライク
EN4.ミラクル☆パラダイス
※赤字は夜公演のみ
強い…流石に千秋楽だけあっていいとこ取り感あるセトリです。始まる前は昼公演で出し尽くした感もあり、程々に楽しもうなんて思っていましたが、結局昼公演を越える勢いで跳ねて叫んでしまいました。
特に1stアルバム収録のデュオ曲を拾えたのが個人的に大きな収穫で、i☆Ris現場に行き始めたのが去年のツアーからなので、それ以前のアルバム曲は中々聴く機会が無く嬉しかったです。
『Believe in』はただでさえロックで激しい曲調なのに、ライブだと澁谷さんが曲間でガンガン煽ってくるので休む暇がない。それとは対照的に『Love Magic』はi☆Risの可愛い担当芹澤さんと久保田さんが全力でオタク達の脳を蕩けさせてくるような曲。生で見る振り付けも可愛くて、これには硬派な僕も醜悪なオタクスマイルを浮かべざるを得ませんでした。(推しではないです)
『My Bright…』も去年のツアーで聴いて以来大好きな曲。歌唱力が高いことに定評のあるi☆Risですが、その中でも若井さんの声は一際響く。Bメロでの掛け合いも熱く、サビはひたすらヘドバンしながらブチ上がってました。
ライブ後半はシングルのカップリングから2曲と、アニメ、ゲームタイアップの人気曲から3曲といった感じの選曲。正直カップリング曲は予習不足であまり記憶にないですすみません…まだまだ知らない曲も多いので結成5周年記念でベストアルバムとか出してくれると嬉しいですね。
タイアップ曲の中では『Re:Call』が聴けたのが良かったですね。リリースされた当時はあまり刺さらなかったんですが、去年の武道館での炎の演出が凄くかっこよく印象に残ってて、思い出深い曲です。(今回はステージの都合(?)で炎は上がりませんでしたが)
他の曲は昼公演と同じなので省きまして、MCの話。
アンコール後にメンバーが今回のツアーを振り返ってコメントする時間があったのですが、他のメンバーがそれぞれの熱い思いを打ち明ける中、トリの山北さんが当時話題の中心だった某48グループのあの人について触れた上で(勿論名前は出しませんでしたが)、「26歳気持ち悪いこと言っていい?私はファンの皆さん全員が恋人です!!」と言ってのけ、会場大ウケ(笑)
また、澁若山で作詞を手がけたことで自信がついたのか「私、将来畑亜貴さん目指してるから」というビッグマウスも飛び出す始末(笑)
それ以外にも今回の公演は、ステージ以外の時間が皆さん自然体すぎて…これが5年目に突入するグループの余裕ってやつなんですかね。(そういえば昼の部では久保田さんから「両親から授かったもの」という名言も生まれましたね)
昼の部ありがとうございました。これからも、両親からいただいたものを大事にしていきます。ちなみに、卵焼きは厚焼きよりだし巻き派です。
— 久保田未夢(i☆Ris) (@iRis_k_miyu) 2017年6月24日
でも、エモい空気になりそうなところをリーダーの山北さん筆頭に、適度に崩してくれるおかげで僕達も楽しい気持ちのまま帰れるんですよね。やっぱりi☆Risのリーダーはこの人しかいないなあと思った瞬間でした。
てな感じで2時間半ほどの公演×2があっという間に終了。いやー本当に早かった。
千秋楽ということもあって全体的に強いオタクが多く、2階席でも充分にドチャクソできましたね。ホント、終わった直後は楽しい以外の感情が残ってなかったです。
・終演〜帰路
開演が遅めだったので終演は22時くらい。疲れすぎてこのまま夜行で帰ってしまおうかとも思いましたが、調べてみると今から間に合いそうな便は無いしついでに外は土砂降り。この時点でどこかしらで一泊することは確定したのですが、何しろ突発で来たから宿を取ってない上に土曜のこの時間。片っ端からホテルに電話をかけてみるもののどこも満室でリアル宿無し状態に。
この時点で時刻は23時。詰んだか…と思いかけるも、なんとか空いてそうな宿を発見!どうやらユースホステルのドミトリー部屋(相部屋)らしいですが、この際布団で眠れれば何でもいいと電話で即予約し、23時半ごろ宿に到着。
僕が泊まったのは写真のような2段ベッドが4つある8人部屋。布団は備え付けのものに自分でシーツを敷いて帰りに返却する形。個人的には小学校の頃の合宿なんかを思い出します。
部屋の扉はチェックイン時に貰う紙に書いてある暗証番号を打ちこむと開く仕組みで、一つの階にこの8人部屋×3と、共用のシャワーとトイレが3つずつあります。
入った時には既に男性6人ほどが寝ていました。(ほとんど海外の方だった)
ベッドでしばらくボーッとした後、とりあえず空腹を満たすために近くのコンビニで食料を調達。(さっきここまできてコンビニは…とか言ってた気がするけど背に腹はかえられない)
各階に共用のキッチンスペースがあるのですがそこは時間外で閉まっていたので、一階のロビーで国籍不明の男女数人を横目に黙々とカレードリア食べてました。
この段階でだいぶ「俺何やってんだろ…」感が出てきてはいましたが、住めば都。
次は汗と雨で濡れた体を温めるためにシャワーへ。 共用といえど時間が時間なので特に待たされることはなくすぐ使用できました。
シャンプーがやたらヌルヌルする以外は普通に快適。ちゃんと温度も調節できるし。いや、人って熱いお湯を浴びるだけでこんなに元気になるもんなんだなって感動すらしますね。
というわけで1時ごろに就寝。このままチェックアウトまで爆睡…する予定だったのですがイマイチ寝付けず2時間ほどで起きてしまいました。枕が変わると眠れないのか、単に自律神経がイカれているのか…。仕方がないので音楽聴いたり動画見たりして時間を潰してましたがこれならそれこそネカフェでも良かった感…。
ちなみに今回泊まった宿は素泊まりで1泊3300円ほどでしたがバスタオルが貸し出ししてなくて300円で買わされたりコンビニでご飯買ったりしてたらなんだかんだで総額はそこそこのお値段に…まあ今回は選択肢が無かったので仕方無し。
なるべく安く泊まりたいけどネカフェは嫌で、相部屋が許容できるって人には割とオススメかもしれません。今度はカプセルホテルとか試してみたいですね。
9時ごろに宿を出て、10時半発のバスで金沢駅まで。京都駅を過ぎたあたりで眠気の限界がきて、そこからは一瞬でした。
道中のサービスエリアで、「そういえば大阪っぽいもの何も食ってねえな」と思ってたこ焼き食べたら小麦粉の味しかしなかった記憶だけあります。次大阪行く時は美味いもん食べたいので誰か美味しいお店教えてください。
・総括
というわけで色々と無計画すぎる旅でしたが、とにかく久しぶりのライブ楽しかった!それに尽きます。
なんていうかi☆Ris現場の楽しさって、良い意味で後に引きずらないんですよね。エモいんだけど湿っぽくならないというか、素直にまた明日からも頑張ろうって思えるというか。
最近はi☆Ris以外の個人のお仕事も少しずつですが増えてきていますし、ライブ活動も精力的に行なっているので安心して推せる、楽しめるっていうのも大きいと思います。地方住みということもあり、リリイベ回ったりツアー全通したりする強いオタクにはなれそうにもないですが、今回のように都合が合う時にふらっとライブ遊びに行って全力で楽しむ程度の距離感で、出来るだけ長く付き合っていきたいなあなんてことを思ったりしました。(そんなことを言いながらヘラヘラしてると突然活動休止したりするのがこの業界なんですが…)
次は8月にプリパラのイベントがまた大阪であるので参加する予定、そちらも楽しみ。
その前に今月の21〜23日はMTGのGPで京都まで遊びに行くので、破産しない程度にエンジョイしたいと思います。
それではまた次の現場で。