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2017/4/15 Go My Way!卒業LIVE〜くどまゆ魂は永遠不滅〜参加レポート

工藤真由さん卒業ワンマンに参加してきました。

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2007年に『Yes!プリキュア5』の主題歌でソロデビューしてからはや10年、長らく業界に貢献してきたくどまゆこと工藤真由さんですが、去年10月に自身のブログで一般男性との結婚&引退を発表、そして卒業ライブの開催が決定し、これは見届けなければ、と義務感にも似た気持ちに駆られ参戦を決意。

一次先行が即完売してしまったので諦めようかとも思ったのですが、急遽二次販売が決定し何とかチケットが取れました。

 

自分自身人生で初めて行ったLiveイベントがくどまゆさんも出演したキュアメタルナイトvol.1だったこともありそれなりの思い入れはあったのですが、プリキュア以外での彼女の活動は全く知らないまま。こんな自分が、卒業するからといって今更軽率に見に行っていいものかと迷っていた気持ちもあったのですが、結果から言うとこれまでに参加した中でもダントツで涙を流したライブになってしまいました。

それでは出発から書いていきたいと思います。

 

出発

14日の夜、バイト終わりにそのまま夜行バスに乗車し、朝6時ごろ新宿に着。

普段なら開演まで一人で時間を潰しているところですが、今回は偶然別のイベント(デュエルマスターズの大型大会)の前日入りで友人が東京に来ていたのでそちらと合流することに。

 

午前中は秋葉で適当にカードショップ巡り。モダマスパック勝負を仕掛けられ秒で1500円が消えたりしましたが誤差の範囲内でしょう。

昼食はUDX内のレストランで食べることにしました。どの店に入るかでかなり意見が割れたのですが、紆余曲折あり何故か一番高い牛タン屋さんに。普段一人なら絶対入らないような店ですが、たまにはこんなのもいいんじゃないでしょうか。

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おいしい。これが3500円の味…。

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 1000円の牛タン生ハム寿司を5人で分ける底辺ムーブ。余った1貫を食べる権利をルーレットで決める辺りもお里が知れる感じですね。(なんか当たったので美味しくいただきました)

店員の冷ややかな視線を感じつつ退店。いつもいつもすいません…。

 

その後は早めに会場に着いておきたかったこともあり14:30頃に秋葉を離脱。最近は地元のみんなと大勢で遠征に行くなんてこともめっきり減ってしまったので久しぶりな感じで楽しかったですね。(大会自体は全員予選落ちしてしまったようですが)

 

というわけで16時頃会場着。

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 会場はDOMe柏。キャパ200人の小ぢんまりとしたライブハウスですがこれまでに何度もライブをしてきた思い出の地とのこと。

物販は特に買うつもりは無かったのですが、前日にツーチェキがあることを知り先行物販に間に合うように会場入り。

しかし撮影自体は終演後にあるようで、肩透かしを食らってしまいました。(考えてみれば当たり前なんですがここら辺慣れてなさが伺えますね)

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会場内には豪華なフラスタも。未だ卒業の実感が湧かないまま、荷物をロッカーに預け一旦外へ。思い出のキュアメタルTに着替え開場までしばし待ちます。

 

17:40分くらいに再入場。最終的な動員は140名ほどだったらしいですが、身動きが取れないくらい人が詰まってました。

オルスタの厳しさを思い出しながら開演を待っていると、ここでくどまゆさん本人によるアナウンス。

イベント中の諸注意などが終わりいよいよ…と思った瞬間、何とキュアマリン役の水沢史絵さん、キュアイーグレット役の榎本温子さんがそれぞれのキャラの声でメッセージを送るサプライズが!(後で知ったのですが、録音ではなく飛び入りで参加したとのこと)

久しぶりに聞いたえりかの、舞の声に高まりつつ、これは凄いイベントになると確信。

 

開演

満を持して登場したくどまゆさんが歌った1曲目は公演のタイトルにもなっているオリジナル曲「Go My Way!」。初聴の曲だったのですが物販のBGMとしてリピートされてたこともありすんなり入っていけました。

2曲目はプリキュア5のカップリング曲から、「笑ったら最強!」本人曰く「病んでいた」時期に作詞の青木久美子さんがくどまゆさんをイメージして作ってくれた曲とのこと。

3曲目は「たとえどんなに離れていても」。“別れ”を意識せざるをえない歌詞に既に涙ぐんでいる人も。

 

ここからはプリキュアボーカルソングメドレーと題し一挙に7曲(!)を披露。特に「Changing my Wind」は音源を持っている曲ということもあり聞き入ってしまいました。

続けて歌ったのは「うちの三姉妹」のOPから「しょで!しょで!ダンシング」。タイトルくらいは聞いたことがあった作品ですがくどまゆさんが主題歌を担当していたのは知りませんでした。1分半ほどの短い曲ですが中々の電波曲。

 

そしてここでデビュー曲である「プリキュア5、スマイル go! go!」をついに披露…だったはずなのですが、まさかの歌い出しを「フルスロットル」と間違えるハプニング。しかしその後は堂々と歌い上げていて痺れました。何気に合いの手がめちゃくちゃ楽しい曲でもあり、テンションは最高潮に。

その流れで歌ったのは「ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪~∞UNLIMITED ver∞~」。

おそらく、プリキュアシリーズの楽曲の中でも一二を争うくらい聴き込んだ一曲。社会的にも個人的にも暗いニュースが多く、全てが閉鎖的だったあの時期にこの曲に勇気を貰ったことを思い出し、どうしても溢れてくる涙を堪えることができませんでした。普段人前で泣くことなどない自分ですが、この時は心の奥の深いところをかき混ぜられたような感じで、わけが分からないままグチャグチャに泣いてしまいました。

 

感傷に浸る暇もないままオリジナルアルバム「My style」のメドレー、最新曲の「Birthday Present☆」と披露。

メドレーラストの「chocolate love」という曲がかなり「遊べる」曲で、さっきまで号泣してたことも忘れて見知らぬオタク達とドチャクソしてしまいました。(ライブで手売りしたCDでしか聞けない曲とのことで残念。ベストアルバムとか出してほしい)

そして「ハートキャッチ」からEDの2曲も。普段音源を聴いているだけでは気付けなかったんですが、プリキュア曲は合いの手が楽しい曲が多くて本当に楽しいですね(語彙)

「Tomorrow Song〜あしたのうた〜」ではEDダンスの振り付けを覚えてる精鋭達に気圧されそうになりながら、ひたすらクラップしまくってました。

 

ここでくどまゆさんのMC。「時間が経つのは早い」という言葉が出て、一瞬終演を覚悟するも、何とここにきてゲストの池田彩さんが登場。曲数的にはそろそろ終わりでもおかしくないボリュームにも関わらず大盤振る舞いですね。

 

池田彩さんを生で拝見したのはこれが初めてだったのですが、こんなにトークが面白い方だとは…。ネイティヴな関西弁から繰り広げられるくどまゆさんとの夫婦(?)漫才のような掛け合いが心地良かったです。

しかし歌声は凄くパワフルなお二人。この二人と言えば!な説明不要のanthem、「HEART GOES ON」を熱唱!本編の再現よろしく会場が一瞬で青に染まります。

 MCではこの曲が挿入歌として流れたハートキャッチ36話の話題に。

「本人役で出させてもらったけど、今見ると本っ当に下手」「完全に棒読み(笑)」

そんなことを笑いながら話せるのも今だからこそ、なのかもしれません。このあたりからああ、本当にこれで終わってしまうのか…と意識し始めます。

 

続けて二人のオリジナル曲「My Best Partner」を歌い、池田さんはここで退場。(スマイルエール拾えなかったのが残念…)

今度こそ終わりか…と思ったその時、「実は…もう一組ゲストがいます!」

正直ゲストとして池田さんが来ることまでは予想していたのですが(だってHEART GOES ONやらずに終われないでしょ?)、ここからは完全に予想外。

 

壇上に呼ばれたのは…なんと宮本佳那子さん!この時点で会場のボルテージがすごいことになってたのですが、くどまゆさんの「さらにもう二人呼んでます!」の一声で空気が一変。

誰だ誰だと観客がざわつき始める中現れたのは…五条真由美さんとうちやえゆかさん!!新旧のプリキュア歌手達が一堂に集結する展開に最早頭がついていかず混乱状態。

そしてこの4人が揃ったということは…すなわちキュア・カルテットの復活です。

 

歌うのはもちろん「プリキュアモードにSWITCH ON!」シリーズ5周年を記念して作られた、今でいうオールスターズの先駆け的な曲。あれから随分大所帯になりましたね…。

僕がまだ小さな頃から色んな形で声を聴き続けた人達が、くどまゆさんを見送るためにこの小さな会場に駆け付け、目の前で歌っているという事実に感情が揺さぶられまくり(というかこの光景自体が凄く『オールスターズ』的でもあって)、気が付けば滝のように涙が…。

 

この4人が2017年の今、舞台上で揃うという歴史的瞬間に立ち会えたことに感謝…する間も無く、続けて歌ったのはもう一つの持ち歌、「ガンバランスdeダンス~希望のリレー~」!

全然泣くような曲じゃないんですが、もうこのあたりからは涙腺のタガが外れたように涙が止まらない。

五条さんうちやえさん両名のレジェンド感!OPを担当していた頃から10年以上経つのに全く歌声が衰えていないあたりも驚異的なんですが、宮本さんの成長っぷりも凄い。(キラプリのEDを聴きながら毎週思ってることでもあります)

彼女の歌声はめちゃくちゃ上手!ってわけじゃないけど、人を惹きつける何かがあると思います。

 

ここで池田彩さんが再登場し、5人が横並びになる圧巻の光景。

「せっかくプリキュア歌手が揃っているんだから」という流れから歌ったのは「Come on! プリキュアオールスターズ」。

『卒業なんてまだできないよ 満足と呼べるには小さくて』の歌詞が刺さりまくり、またも号泣。マジで死ぬほど泣いた。

 

この後ゲスト4人が退場…するはずだったのですが、宮本佳那子さんだけが舞台上に残りくどまゆさんも知らなかったというサプライズイベントが。

ネットには書かないでね!と釘を刺されたので詳細は省きますが…よく許可取れたな!!!って感じの激ヤバ案件でした…。。

 

ここからは再びくどまゆさんソロ。オリジナルの「人生☆レボリューション」を挟み、待ちに待った「プリキュア~永遠のともだち~」!

キュアメタルナイトでの熱唱は今も記憶に新しい。思えばあのあたりから音楽の楽しさに気付き始めたというか、人生が変わり始めたというか…大袈裟かもしれませんが、それくらい強く印象に残ってるし思い出深い曲です。生バンドで高梨サウンドを浴びる喜びよ。

続くのはオールスターズつながりで「プリキュア、奇跡デラックス」。ここにきてこんなハイテンポな曲を持ってきて大丈夫?なんて心配したのも束の間、長いようで短すぎたライブもいよいよラストスパート。

 

本編最後は「プリキュア5、フル・スロットルGO GO!」。

ここまで既に30曲以上歌ってきて、先ほどのサプライズの辺りから涙腺も崩壊している、にも関わらず歌い出しの声の伸びが凄まじかった。最早魂だけで歌っているような状態、それだけに響く。

『もし さみしい かなしい 時や 折れそうな 時には そっと わたしたち 思いだして』只野菜摘さんの歌詞が刺さる…。最早涙も枯れた自分はただひたすらに拳を振り上げていました。

 

そして、アンコールはオリジナルの「My sweet days」から、1曲目にも歌った「Go My Way!」で〆。

最後の最後、MCで語った『次の夢』は、『家族を作ること』。

ブログで結婚を発表する時はやはり迷いもあったようで。「ほら、私ってアイドルだし?」とステージの上で笑ってみせた裏では、かなりの葛藤があったんだと思います。

それでも次の夢に向けて走り出す彼女を誰が止められるのかと。元より引き留めるつもりはありませんでしたが、改めて本人の口から決意表明を聞き、晴れやかな気持ちで送り出すことができて本当に良かったと思います。

「もしかしたら数十年後にまた歌ってるかもしれない」そんな彼女の言葉を信じてその時を待ち続けたいと思います。

 

ここでゲストの4人が再び壇上に上がり、観客と一緒に写真撮影。

何故かくどまゆさんの実の兄弟や先ほどのネットに出せないサプライズゲストの面々まで出てきて舞台上がカオスなことになりつつ、無事撮影完了。(ネットに出せない方々無しのverも撮りましたよ!)

演者が捌け、終演…かと思われたのですが、「もう一回!」の諦めない声が上がり、波及し、ダブルアンコールに。

最後の最後、一人で舞台に上がったくどまゆさんがアカペラで歌ったのは「たとえどんなに離れていても」の一小節。

 

 

『たとえどんなに離れていても 見えない糸でつながってる また次会う時は最高の 笑顔でいよう 約束だよ』

 

 

終演

ここまで3時間半、大大大ボリュームのラストライブが本当の本当に終了。

正直ここまで終演が押すとは思わず、帰りの夜行バスがギリギリになりそうだったのですがまだチェキを撮ってない!

しかし終電がある人優先で、というスタッフの方の粋な計らいのおかげで何とか早めに列に並ぶことができ一安心。

というわけで撮ったチェキがこちらです。

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※画像は加工されてあります

 

人生初のチェキということでポーズとかどうしようか色々考えてたんですが、物販を買った人全員にサイン色紙が配られるということを知らず、色紙を持って撮る感じになったので無難にピース。

反射して見えませんがその場で色紙に名前も書いてもらい、握手までしてくれてもう感謝しかない。(少しだけ会話できましたが、テンパりすぎて伝えたかったことの100分の1も伝えられなかった。。)

 

まだ夢見心地のままですが、ダッシュで柏駅まで向かい汗だくになりながらバス乗り場まで走り…何とか発車に間に合い無事帰宅できました。

この後夕方からバイトがあったのですがキラプリだけリアタイで視聴して仮眠。身体はボロボロですが、幸せでした。

 

まとめ

バイト終わり夜行→朝から友人と合流→ライブ→夜行→バイトと、今考えても色々と強行スケジュール過ぎる旅でしたが無理してでも行って良かったし、最高の思い出になりました。なんだかんだ言って僕の原点、帰ってくる場所はやっぱりプリキュアなんだなあ、と再確認。

 

そして、工藤真由さん、改めてご結婚おめでとうございます。

今まで本当にお疲れ様でした。

最高の卒業式に立ち会えて良かったです。

また歌いたくなったらいつでも待ってます。

本当に、ありがとうございました。